煙草をやめるまでの日記

触れて感じた事を

映画#5「スリー・ビルボード」

 

 

 

こんにちは。

 

 

遂に春が顔を覗かせ始めましたね。

 

私は花粉症なので

春の訪れを素直に喜べないのが辛いです。。

 

 

 

 

 

そんなアカデミー賞発表直前。

 

 

作品賞にノミネートされている作品を観てきました。

 

 

 

スリー・ビルボード

 

です。

 

 

 

 

まず題材が広告看板というのが面白いですね。

 

そこから始まる様々な出来事。。

 

 

 

泣きました。

 

ここ数年泣いた事が無かったのですが、

感情移入の嵐で泣いてしまいました。

 

それくらいに非常に良い作品でした。

 

 

 

簡潔に言うと、

 

ミス コミュニケーションの連続の物語。

 

言い換えるとぼたんの掛け違え、ですね。

 

 

観ていて凄くもどかしい場面が多々ありました。

 

けれどそこが人間くさくて、

映画だからといって綺麗に取繕われていなくて

良かった。

 

 

 

誰の考えにも共感できる。

感情移入が出来る。

 

誰も間違ってはいない。

けれど正しいとも言えない。

 

言動、行動、思考。

 

 

 

敵は何か、正義は何か。

 

視点が異なると見えるものが全く違う。

 

 

そういった事を強く感じました。

 

 

 

そして差別。

 

人種、体型、その他諸々。

 

潜在的に意識せずとも人は差別をしてしまうものです。

 

例えそれが友人であっても。

 

見下してませんか?

差別してませんか?

 

 

そう問われた気がします。

 

 

 

 

救われない。

 

 

 

オレンジジュース

鍵を閉めて必死に行動する男

手紙

 

 

素敵です。

 

 

ラストシーンも素晴らしい。

 

 

 

音楽も良かったですね。

 

 

 

こんなにもえぐられる作品は

久しぶりだった気がします。

 

 

良い3月のスタートになりそうです。

 

 

皆さんも新しい年度に向けて、

よい生活を。

 

 

では。

美術館#3「大塚国際美術館」

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

 

 

投稿しようと思いながらも2ヶ月近くできていませんでした…

 

 

 

という事は

明けましておめでとうございます。

ですね。

 

 

私の昨年は「動」の年だったと思います。

非常に色々な変化があり、常に何かに追われながらも追い続けた年だったかと。

 

今年は、そういった経験を消化し、

己をより確かなものにできるよう、

日々を豊かに過ごしていきたいと思っております…

 

 

皆様は今年の目標などありますか?

色々な人のお話も聞きたいです。

 

 

 

しかし年始早々まとまった時間が取れず、

映画や美術館といったものに全く触れておりませんでした。

 

好きな事に時間を当てたいけれど

なかなか出来ない時期というものは

非常にもどかしいですね。

 

 

 

 

 

そんな年の始まりでしたが、

ようやく時間が取れたので行ってまいりました

大塚国際美術館」。

 

世界各国の陶版名画のレプリカのある美術館。

 

 

 

私自身、西洋画に対する興味はさほど無く、

モネやボス、シャガールクリムトくらいは好きで知っている程度でした。

 

 

ですが友人の誘いという事もあり、

興味を持ついい機会かと思ったので行ってみるか、と。

 

 

 

 

 

入るやいなや長い長いエスカレーター。

そして着くのはB3F。

 

突っ込ませてほしい。切実に。

 

 

しかし登った先ですぐ目に入る、

システィーナ礼拝堂内部全てを複製した

システィーナホール。

 

 

レプリカとは分かってはいましたが、

非常に胸が高鳴り、見入ってしまいました。

もう突っ込みへの思いは遠く彼方、です。

 

 

 

その後もスクロヴェーニ礼拝堂や、エル・グレコフェルメール等、素晴らしい複製画が続き、高揚は高まるばかり…

 

 

 

けれど広さ故に急がなくてはと、

惜しみながらも次の階へ。

 

 

 

B2Fはバロック系の展示でした。

 

最後の晩餐やモナリザ、モネの大睡蓮など。

 

良かったのですが、

知識が無い為に知らないものが多過ぎて、

疲労が溜まるばかり。。

 

 

 

そんな事を思いながらこの階は流し、B1Fへ。

 

 

バロック系と近代系統の展示。

 

 

 

ここに来て、好きな画家や知っているものが増え、また楽しく。

 

 

その中でもボスの快楽の園が見られたのは非常に嬉しかったです。

 

 

他にも、ムンクやミレー、ターナーゴヤ等、好きでしたね〜

 

写真をかなり撮りました。

大塚国際美術館は写真が撮れるんです…!

ただ充電と容量にはお気を付けて。。

 

 

そして1Fに上がり、休憩がてら煙草を。

館内に喫煙所はここしか無いので

喫煙者の方は頑張って下さい。。

 

 

 

待ってました現代系。

 

 

ゲルニカがどーんと迎えてくれます。

 

 

 

ジャクソン・ポロックシャガール、ウォーホル、ダリ等、とても好きなものがたくさんありました。

 

 

 

とても疲れていましたが、

アドレナリンですかね。頑張れました。

 

 

 

大塚国際美術館、なめてました。

 

複製画とはいえ、あの規模あの作品数は

とても凄い。

けれど近くで見ると分かる印刷物感。

興は削がれますが、仕方ないですね。

 

 

 

そして当初の希望であった西洋画へ興味を抱く、という事は無事成就しました。

 

作品リストと写真を照らし合わせながら

今も調べ続けております。

 

 

 

いつかは全ての実物をみたいものです。

 

 

皆様も行かれる際は、

時間が足りない。非常に歩く。

という事を念頭に置いておいてくださいね。

 

 

 

では。

 

映画#4「外山文治監督短編作品集」

 

 

 

こんにちは。

 

 

以前より気になっていた

 

外山文治監督。

 

 

 

今回、彼の短編作品集が

再び公開されるということで

 

 

「此の岸のこと」

 

「わさび」

 

「春なれや」

 

 

の三作品を観て参りました。

 

 

 

短編作品を観るのは初めてで

 

短い時間で何をどう表現するのか、

 

凄くワクワクして向かいました。

 

 

 

では上映順に。

 

 

 

 

 

『此の岸のこと』

 

 

言葉を使わず、

表情と生活音のみで綴られる

老夫婦のリアルな介護生活。

 

 

言葉を使わない為に伝わる

夫婦間の愛。

 

そして止められない彼の岸への歩み。

 

 

想いが、

直に私の心に響いたように感じます。

 

 

 

ラストシーン。

 

このシーンを撮っているのか否か、

途中気になっていました。

 

美しい。

 

岩井俊二監督の様な匂いを少し感じました。

 

 

どんぴしゃな映画でしたね。

 

 

 

 

 

『わさび』

 

 

心の病を抱えた父親を助ける為に、

己を犠牲にする

世間に強いと言われる様な女子高生の話。

 

 

使命だとでも言うかの様に

自らを犠牲にする彼女と、

 

本気で彼女の人生を背負おうとしない周囲の大人達。

 

 

無いとは知っていても

あって欲しいと願う魔法の存在。

 

 

理想と現実の狭間で、

弱さを周囲に見せまいと振る舞う

芳根京子の演技が素晴らしかった。

 

人の弱い美しさ。

 

 

 

 

 

『春なれや』

 

 

春。桜の咲く頃。

 

60年前、学生時代の

 

ソメイヨシノは60年しか咲くことが出来ないのか、その証人になる。

 

という約束を果たす為に

廃校となったかつての学び舎を訪れる女性と、

案内役となってしまった青年の話。

 

 

永遠など存在し得ない。

 

しかし、そうは言っても

やはり夢を見たい。希望を持ちたい。

 

 

そんなアンビバレンスな感情を抱く彼女。

 

共感というか、理解ができるというか。

 

心がキッ、となる。

 

 

来年はどうだろう。

 

 

桜が美しかった。

 

ささやかな一日の脱走。

 

 

 

 

 

 

どの作品も素晴らしく、美しく、

心に直に伝わるものがありました。

 

そして音楽も素敵でした。

 

 

彼は表現者ですね。

 

早速ファンになってしまいました。

 

 

機会があれば是非観て欲しい。

 

 

 

 

では。

最近のこと♭1

 

 

こんにちは。

 

 

寒くなってきましたね。本格的に。

私は寒がりなのでもう極暖を着ています…

 

 

 

そうです、先程

記事がようやく5つ書けました。

 

毎回インターバルが長くてすみません…

 

 

本当に文章を書くのが難しいです、、

特にレビューなんて書いたことがなかったので、、

 

自分が恥ずかしくなります。。

 

今後とも精進致しますので、

読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

さてさて、

いつも感想ばっかりで疲れたので、

どうでもいいですが私ごとを。

 

 

 

 

最近ですね、

初の禁煙を試みているんですよ。

 

今日で何と3日目です!

快挙!笑

 

けれど

辞められる気はしないのでブログはこのままで笑

 

 

煙草を我慢したらどうなるの?

って友人によく聞かれるんですけど、

 

乾き!って感じです。

 

喉が渇いているのに水分を摂取してはいけない、

みたいな。

遊びたいけど自分の意思で友人の誘いを断らないといけない、

みたいな。

 

非常に苦しいです。。

 

いつまで続くでしょうか。

 

私は取り敢えず一週間を目指して頑張ります!

 

 

 

 

今年もあと一ヶ月を切りましたね。

 

色々とイベントがあったり、

大掃除だったり帰省だったり…

 

楽しく忙しい時期ですね。

 

皆様も体調にはお気を付けて。

 

 

 

では。

映画#3「ノクターナル・アニマルズ」

 

 

 

こんにちは。

 

 

今回は

ノクターナル・アニマルズ

観て参りました。

 

 

 

 

監督は、トムフォード

主演は、エイミー・アダムスジェイク・ギレンホール

 

 

ジェイク・ギレンホールは、「ナイトクローラー」で惚れましたね。

 

今回は彼に期待して観た面が大きいです。

 

 

 

 

本作は

 

ギャラリーのオーナーである現在のスーザン、

約20年前のエドワードとスーザン、

エドワードの書いた「ノクターナル・アニマルズ」という小説、

 

この三つのストーリーが並行して進んでいきます。

 

 

 

不眠症のために眠れぬ夜毎、

元夫であるエドワードから送られてきた

ノクターナル・アニマルズ

を読むスーザン。

 

この

ノクターナル・アニマルズとは

夜の獣たち

という意味だそうです。 

 

 

 

 

元夫の送ってきた小説は

残酷でとても辛い復讐劇。

 

 

スーザンはエドワードの才能を信じず、

彼を捨て、似通いたく無かった母の様になってしまった。

 

 

そして、現在の夫との生活に満足していなかったスーザンは、

エドワードの開いた才能に魅かれる。

 

 

 

全てのストーリーに

自己との葛藤や、

理想と現実がみえたように思います。

 

 

 

要するに、魅かれるストーリーでした!

私好みの映画でした!笑

 

 

何と言っても、冒頭の衝撃。

決して美しいとは言えないけれど美しい。

是非観ていただきたいです。

 

 

 

ここからはストーリーへの疑問と推測です。

他の方のレビューも見た上です!

観ていない方は…です。

 

 

まず、小説「ノクターナル・アニマルズ」の主人公がエドワード本人であった点です。

あれはスーザンが読んでいて、エドワードと主人公を重ねてしまったという事なのでしょうか。

そしてストーリーはスーザンに捨てられた自分というエドワードからスーザンへの復讐の物語なのでしょうか。

難しい…

 

 

そしてラストシーン、

エドワードが来なかったという事は、

やはりあれは復讐劇?

自分の事ばかり書くなと言ったスーザンへ、

自分の事を書いてこんな作品が生まれた

一度捨てた愛は戻っては来ない

という事なのでしょうか。

 

 

 

考えれば考えるほど、なので

また他の方のレビュー漁ってみようと思います。

 

 

では。

映画#2「ダンケルク」

 

こんにちは。

 

 

 

なかなか予定が合わず、

観に行くことが出来ていなかったのですが…

 

やっと観てきました。

 

 

ダンケルク

 

 

評価がかなり割れており、

史実を元にしているために

過去の作品とはかなり異なる、

という噂を聞いていたので、少し不安でしたが、

 

 

私の好み、ストライクでした。

 

 

少し内容を書くので、

観ていない人はご覧にならない様……

 

 

 

 

 

始まりは戦争映画と思えない程の

閑散とした街、ゆっくりと歩く兵士。

 

 

そこへ突然鳴り響く銃声。

 

 

本当に驚きました…

身構えはしていたのですが、、

 

 

その後も緊張を表現したような

早まる心臓のような音。

 

 

流石に観客を引き込むのが上手いなと。

 

 

その後は早くダンケルク港から脱出しようと

色々あるわけですね、はい。

 

 

その中でも、戦闘機、

スピットファイアからの視点と、

水中の音の表現が素晴らしかったです。

 

 

ゾクゾクしました。

 

音で表す心の内、素敵です。

 

 

だからそれもあって、

ラストの民間船が着いたシーンの

あからさまなあの音楽が

チープに感じて、首を傾げました。

 

意図せずだったなら、少し残念です。

 

 

 

まぁなんにしろ、

素晴らしい作品でした!

 

良い音響設備の下で

是非観ていただきたいですね。

 

ほんとは私もIMAXで観たかった…

無念です…

 

 

 

さて、

次はどんな出会いがあるでしょうか…

 

 

では

映画#1 「四月物語」

 

こんにちは。

 

先日、ようやく観る事ができました、

岩井俊二監督の「四月物語」。

 

たまたま古本屋さんにて発見致しまして、

即購入しました…

 

 

四月物語はその名の通り、

春から新しく大学生となり

東京で一人暮らしを始める女の子のお話。

 

自分の少し前の出来事とマッチしていて、

何だか懐かしさの様なものを感じました。。

 

 

では部屋を暗くして、、

 

 

オープニングから、邦画ならではの美しい映像、空気感。

 

ゆっくりゆったり。

 

ストーリーより映像で、

という様な作品かと思いきや

最後の展開。

 

ドキッとしてしまいました。

 

私は傘が嫌いなのですが、

傘も雨もいいんじゃないかと、

あの傘が思わせてくれましたね。。

 

『どうせ奇跡と言うなら、

私はそれを愛の奇跡と呼びたい』

 

爽やかな美しい片想い。

 

心が洗われるような作品でした。

 

では。